はじめに
ヘンシェルミキサが開発されてから、半世紀以上に亘り当社で独自の進化をし「FMミキサ」として、
様々な分野で活躍しています
FMミキサの歴史
1956年
ヘンシェルミキサ誕生
「FMミキサ」は、ドイツのヘンシェル社により「ヘンシェルミキサ」として開発されました。
これは開発初期の資料で、右側が100Lサイズの構造図です。
粉体を流動化することで強力な混合が得られることを想定し、Fluidizing mixer すなわち流動化混合機として開発・設計されました。
当時液体の撹拌用として使用され始めたターボミキサ(一種のディゾルバー)を意識しており、同等以上の速度(ここでは60m/s)と、固定子を設けてより強力なせん断を得るべく工夫した跡が見られます。
高速で粉を撹拌するという新しい発想がポイントとなっています。
FMミキサの沿革
- 1961年
- 三井三池製作所(現日本コークス工業)がヘンシェル社と技術提携を結び、ヘンシェルミキサの輸入販売を開始する。
- 1963年
- ヘンシェル社より図面の提供を受け、国内生産を始める。このときから、羽根の開発や改良・改善は当社独自に行われていた。強力な混合・分散性能から、特に塩化ビニル樹脂のコンパウンド製造工程を大幅に改善し脚光をあびる。
- 1969年
- 連続型ミキサを販売。
大量生産用として主に樹脂メーカで使用される。
- 1971年
- 上部駆動のUMミキサを販売。
清掃性の改善や少量ラボ用として開発される。
- 1986年
- FMミキサ、FDミキサをJ型にモデルチェンジ。
- 1987年
- TMミキサを販売。
2軸反転型の造粒専用機で、撹拌造粒の欠点を改善。
- 1996年
- メカノハイブリットを販売。
高速化の要望で開発。複合粒子の作成に威力を発揮。
- 2003年
- ヘンシェルミキサから独自ブランドとしてFMミキサに名称変更。
- 2007年
- FMミキサ、FDミキサをL型にモデルチェンジ。
- 2009年
- コンポジを開発。メカノハイブリッドより強せん断で粒子を制御。連続式のコンピックスを開発・販売。滞留時間を確保し分散性能が向上。
ミキサの歴史年表
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