受託加工 CONTRACT PROCESSING
100kgの少量生産、20tクラスの大量生産まで、目的に応じてフレキシブルに対応します。
プラント PLANT
高品質、低コスト、短納期のプラント建設で、お客様の構想を具現化。当社独自技術を中心にその周辺技術を展開します。
実機テストのご案内 INFORMATION ON ACTUAL MACHINE TEST
当社の機器で実際にテストができます。 小型機から大型機まで取り揃えており、 処理量に合わせたテストが可能です。
- 充実の実機ラインナップ
- 立ち合いテスト可能
- Webテスト可能
カタログ
ダウンロード
CATALOG DOWNLOAD
技術情報 TECHNICAL INFORMATION
100m/s越えの羽根周速+球形の混合槽で
複合化・球形化・表面改質を実現
処理製品への高品質指向が加速し、機能性複合材料化へのニーズが高まっています。メカノハイブリッドは特殊な羽根の超高速回転(常用100m/s、最大周速120m/s)と球形タンクの対流促進効果によって、従来の機械的表面改質装置の圧縮せん断式や気流式に比べて、より高度な分散と強固な表面処理を可能にしました。
マイルドな複合化に適しています。
MH20型
主な特長 FEATURE
-
羽根周速120m/sを達成しました。高速回転により材料に高せん断力、高衝撃力を与え、効率よく複合化・球形化を進めます。
-
タンクを球形にすることで、非常に強い対流が形成され、セルフクリーニング効果と大きな伝熱係数が得られます。
-
”せん断用”、”衝突用”の羽根を用意しています。また通水型の羽根も用意しており、冷却促進および処理物の焼付防止効果が期待できます。
-
非常にシンプルな構造で作業性に優れ、洗浄などのメンテナンスも簡単に行えます。
その他の特長
- タンク分割型
- 冷却機構付き
- 点検、清掃が容易
- メカノケミカル効果
- 耐摩耗処理
- 軸冷却可能
素材例 MATERIAL EXAMPLE
-
コーティング・改質
原料を短時間でコーティングします。強い転動作用で強固に付着、コーティングします。
-
複合化
ナイロン球に二酸化チタンを強く付着させて複合化することができます。紫外線防止効果から化粧品に使用されます。
-
球形化
磨砕による粒子の角取りや強い転動作用で可塑化する粒子を球形化します。
処理例 PROCESSING EXAMPLE
-
ナイロン球と酸化チタンの複合化
6μmのナイロン球に0.25μmの二酸化チタンを複合化させる処理です。ナイロン球表面に二酸化チタンが均一に付いています。グラフは複合化後に超音波で剝離操作をした後の粒度分布です。複合化粒子の粒度はナイロン球の粒度よりわずかしか下がらず、よく固定化されています。他の複合化機では同様の結果は得られませんでした。
-
トナーの外添処理
トナーは流動性の向上と画像の鮮明化のために球形化処理を行います。左図が球形化前の原料で、右図が球形化処理後の原料です。球形化処理前は粒子の角が多く添加剤は表面に付着しているだけです。ですが球形化後は粒子は丸くなり添加剤が粒子の中に入り込んでいることがわかります。「メカノハイブリッド」はトナーメーカーに多数納入しています。
-
弁柄の分散
塩化ビニルと顔料(弁柄)の分散処理を「FMミキサ」と「メカノハイブリッド」で比較しました。「FMミキサ」は周速40m/s、「メカノハイブリッド」は周速100m/sで運転しています。
分散結果は右図の通り、「FMミキサ」では明度が最小59に対して「メカノハイブリッド」では1分間で最小58に達しています。明度は数値が低い程分散が進んだことを表している為、この結果は「メカノハイブリッド」の高速回転による分散性の優秀性を証明しています。
構造 STRUCTURE
-
複合化に最適な混合槽
複合化・球形化には非常に強いせん断・衝突力が必要になります。粉に必要なエネルギを与えるため、羽根の形状は「FMミキサ」とは違った特殊な羽根を採用しています。また処理用途に応じて”せん断用”、”衝撃用”の羽根を用意していますので、粉の特性によって選定します。
また、羽根を高速で回すため、撹拌熱により処理物の温度は大きく上昇します。タンクを球形とすることで、壁面付着のセルフクリーニング効果を促し、ジャケットの伝熱を向上させます。また通水型の羽根も用意しているので処理物の焼付を防止します。
このようにメカノハイブリッドを使用すれば、処理物の温度を抑えながら強力なせん断力、衝突力を処理物に与えることが出来ます。 -
複合化・球形化
バインダなどを用いなくても、子粒子が充分小さく凝集性があれば、撹拌で母粒子に付着させることができます。母粒子が樹脂などの柔らかい材料の場合、撹拌を続ければ子粒子が樹脂にめり込み、付着が強固となって固定化されます。さらに、運転を続けると、表面が樹脂層になるまで完全に打ち込まれます。母粒子が硬く、また打ち込まれる前に子粒子が変形し、粒子が見えなくなるまでつぶされれば、カプセル化になります。球形化も同じ原理ですが、最終的に微粉が固定化されて、転造・造粒で球に近づいていきます。この作用を効率的に行うことに特化して「メカノハイブリッド」は開発されています。
ラインナップ LINEUP
-
型式 混合槽 全容量
[L]処理容量
[L]モータ出力
[kW]回転速度
[min-1]質量
[kg]MP5 2 1 2.2 10,000 60 MH20 20 10 15 6,800 340 MH75 75 40 30 4,340 790 MH150 175 80 55 3,290 1,790 MH300 340 170 90 2,650 2,500