受託加工 CONTRACT PROCESSING
100kgの少量生産、20tクラスの大量生産まで、目的に応じてフレキシブルに対応します。
プラント PLANT
高品質、低コスト、短納期のプラント建設で、お客様の構想を具現化。当社独自技術を中心にその周辺技術を展開します。
実機テストのご案内 INFORMATION ON ACTUAL MACHINE TEST
当社の機器で実際にテストができます。 小型機から大型機まで取り揃えており、 処理量に合わせたテストが可能です。
- 充実の実機ラインナップ
- 立ち合いテスト可能
- Webテスト可能
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技術情報 TECHNICAL INFORMATION
高粘度スラリや超硬の粉砕、メカノケミカルに最適!
粉砕性能が大幅にUP!
当社がアトライタを日本で販売してから60年が経過する中、より高度な粉砕技術を追求し、アトライタのメリットを活かしつつデメリットを克服した高粘度スラリ対応の「ハイビスミル」を開発しました。
高粘度スラリを粉砕する場合、メディア間隔が大きくなり、処理物へ粉砕エネルギが効率良く伝わらず、粉砕性能低下の原因となっていました。またアトライタは縦型上部開放型のため、高速で撹拌しても粉砕エネルギは上部に逃げ粉砕性能は向上せず、さらに粉砕エネルギが粉砕槽下部に集中するため、偏摩耗の要因の一つにもなっていました。
これらアトライタの欠点を改良し生まれたのが、より効率的かつ高い粉砕性能を備えた横型密閉式の粉砕機「ハイビスミル」です。横型のため、清掃等の作業性も大幅に向上しました。
主な特長 FEATURE
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ビーズミルとは異なり、小径から10mmまでの粉砕メディアが使用できます。高粘度スラリに有効です。
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縦型では下部に粉砕エネルギが集中しますが、横型にすることでエネルギが均一化されます。
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密閉式により遠心力をメディアに有効に伝えることができ、高性能・高効率です。
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縦型は分解清掃が大変ですが、横型は安全かつスムーズに清掃が可能です。
その他の特長
- 沈降性の高いスラリ
- メカノケミカル
- 1パスまたは循環
- プレ粉砕機として
- 超硬の粉砕
- 密閉処理可能
素材例 MATERIAL EXAMPLE
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電子部品
ハード・ソフトフェライト、磁気テープ塗料、酸化鉄、アルミナ、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、ジルコニア、バリスタ、電池剤
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インク・塗料
レジストインキ、顔料、塗料、グラビアインキ、オフセットインキ
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その他
チョコレート、砂糖、ごま、粉末食品、医薬バリウム、化粧品、各種金属、超硬、農薬
処理例 PROCESSING EXAMPLE
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縦型では困難な高速運転で能力が大幅に改善!
縦型と比較して能力30倍の実績もあります!
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※アトライタとハイビスミルでは粉砕室容積が異なります。
したがって粉砕能力はボール(メディア)能率で比較しました。
ボール能率=仕込量÷メディア量÷目標到達時間
生産能力 PRODUCTION CAPACITY
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生産用
- HV10 ~ HV50
中規模生産に対応
HV10型よりスケールアップの
基礎データをとることができます。
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処理量の目安
左の図はHV10型で運転したときに、素材50kgを1時間で処理できた場合、大型機へスケールアップしたときの処理量目安です。
構造 STRUCTURE
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縦型であるアトライタの課題でもあったエネルギ分布の偏析と処理物(特に比重の大きい処理物)の偏りを、横型の構造にすることで解決しました。横型でもボールを均一に撹拌できるようアトライタのノウハウを盛り込み、撹拌アームの形状や配置を最適化しました。高速運転も対応でき、高いエネルギを加えられることから、アトライタでは処理できなかった小径ボールでの処理も可能となります。ボールの小径化と高速(高エネルギ)運転が相まって、大幅な粉砕能力アップを実現しました。
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バッチ式のアトライタでは1バッチ当たりの仕込み量で型式が決まってしまうのに対し、ハイビスミルはビーズミルと同じように循環式の処理が可能であるため、1バッチ当たりの処理量を任意に選択できます。また、小さい型式でも大量の処理を行うことができます。さらに、処理物によっては1パス方式での生産も可能で、製造ラインの省力化が図れます。
ラインナップ LINEUP
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型式 粉砕タンク実容量 [L] 標準ボール量 [L] 処理量 [L/hr] モータ出力
[kW]回転速度
[min-1]質量
[kg]HV10 11 7.7 20-200 15 1,210 1,000 HV25 26 18 45-450 37 870 1,300 HV50 50 35 90-900 75 600 2,000