気流 粉砕【日本コークス工業株式会社】

気流 粉砕


気流粉砕に興味のある方へ。日本コークス工業では10mm~15μmのメディアが使える粉砕機・分散機や高速回転型のメディアレス分散機をラインアップしております。粉砕機の取り扱い60年以上の歴史、 6,000台以上の販売実績、 10,000件以上のテスト実績から最適な湿式粉砕機・分散機をご提案いたします。気流粉砕に興味のある方も、まずはご相談下さい。

■粉砕とは

粉砕とは、粒子に機械的(力学的)エネルギーを加えて固体粒子を細かくする操作です。粉砕には、外力による衝撃力、せん断力、摩擦力、圧縮力や、粒子自体の運動による衝突や摩擦などの単独作用および複合作用が必要であり、処理物の性質に応じて、どの作用を優先させるかは、エネルギー効率や粉砕効率を考える上で極めて重要なファクターになります。


■粉砕の種類

~乾式粉砕~

乾式粉砕とは、大気中あるいは不活性ガス雰囲気で乾燥した粉体を粉砕する方式です。乾燥粉体は細かくなればなるほど比表面積が大きくなり、付着凝集性が増大し、一定の粒子径になると付着と解砕を繰り返して粉砕が進まなくなります。そのため、一般的にシングルミクロンまでの粉砕が限界と言われています。また、付着凝集を防止するために粉砕助剤を用いる場合も多いです。但し、粉体と助剤には相性があるので、粉体に合わせた助剤を採用することが必要です。

乾式粉砕は、湿式粉砕と比較すると、粒子に対して直接エネルギーを加えることが出来るので、効率の良い粉砕が可能です。また、湿式粉砕に比べ、スラリー化処理、乾燥、媒液処理などの工程が不要になるので、プロセスが簡略化しやすいという利点があります。さらに粉砕面が活性化し周囲の物質と相互作用を起こすため、メカノケミカル反応やメカニカルアロイング効果が発現しやすいとされています。


~湿式粉砕~

湿式粉砕とは、粉体を溶媒と混合した状態、すなわちスラリー化された状態で粉砕する方式です。乾式粉砕では難しいナノ粉砕も可能で、ナノ~ミクロンの幅広い粉砕粒径に対応できます。粉体に合った処理条件を選定することで再凝集を抑制し、分散状態を保つことができます。さらに、スラリーに粘性があるので、流体せん断の効果も加わり効率よく粉砕できます。


乾式粉砕では到達できないような超微粒化処理には湿式粉砕が向くので、ナノ~ミクロンの超微粒子を作製するのであれば湿式粉砕で処理することが一般的です。しかし乾式粉砕と比較すると、目的の粉体に溶媒が加わるため処理しなければならない量が増えます。またほとんどの場合、スラリー化、乾燥、媒液処理の工程が必要となる為、設備コストが嵩み、乾式粉砕で可能な粉体であれば乾式で処理することが望ましいとされています。

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■セントリカッター ダブル冷却機構搭載ディスクミルのご紹介

~今までの乾式粉砕の常識を超えた、ダブル冷却機構で樹脂の大量粉砕、食品の風味維持~

回転刃と固定刃の両方を冷却出来るダブル冷却機構を搭載したディスクミルです。ダブル冷却機構の冷却と10種類以上の刃の組合せにより、今まで不可能であった樹脂の大量粉砕(従来機に比べ、約3倍の粉砕能力)や風味を維持した食品の微粒化が可能になります。しかも、冷却して粉砕できるので、品質の劣化を抑えて処理することが可能です。


<主な特長>
・回転刃と固定刃を-10℃の冷却水で冷やして粉砕するので、粉砕時に発生する熱の影響を抑えます。(特許番号:6694839)

・付着防止構造を使うと、油分が多い食品でも連続運転が可能です。
(特許番号:6622742)

・刃の種類は内刃、外刃合わせて10種類以上あります。組合せによって、あらゆる材料を必要な大きさまで粉砕します。

・アレルゲン物質などのクロスコンタミを防止するため、軸部まで簡単に分解できる構造をオプションで用意しています。


<素材例>
・樹脂/PP(モノ、ブロック)、PE、PS、EVA、PPS、PMMA、SBS、PTFE、ポリエステル

・食品/珈琲豆、白米、玄米、香辛料、黒胡椒、白胡椒、コリアンダ、ハーブ、米ぬか、唐辛子、大豆、胡麻(脱脂品)、鰹節、甜茶、アーモンド、パスタくず

・その他/難燃剤、NBR、ワックス、木材


<処理例>

・黒胡椒の香気成分維持
ピンミルの粉砕品は包装保管して14日経過後、若干の香気しか残存していません。一方、セントリカッター粉砕品は、14日後も比較的強い香気が残存しています。セントリカッターで粉砕した黒胡椒は香気成分を強く保ったまま維持することができます。

・ポリプロピレンの大量処理
セントリカッターを使うと冷却機構が無い従来機に比べ、3倍以上に処理能力を増やすことができます。また、凍結粉砕していた樹脂も粉砕出来る場合があります。

・珈琲豆の微粒化
セントリカッターは、珈琲豆を微粒子に粉砕することが可能です。上図は平均:23μmまで粉砕した結果です。レギュラーコーヒーサイズ(800μm前後)であれば、UCM300型で1500~2000kg/hrで粉砕することができます。また、シルバースキンを細かく粉砕できるので、シルバースキンの除去工程を無くすこともできます。

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■このような方はご相談下さい

・気流粉砕、湿式粉砕、凍結粉砕、粉砕ミル、粉砕や破砕、粉砕可否一覧、粉砕効率、粉砕論理などに興味のある方

・粉砕(カカオ、コーヒー、プラスチック、委託、委託加工、鰹節、金属、受託・少量、茶葉)をお考えの方


■その他、製品情報

<湿式粉砕・分散>
MSCミル
SCミル
SCミルロング
MYミル
アトライタ(湿式)
ハイビスミル
トリゴナル


<乾式粉砕>
アトライタ(乾式)
ダイナミックミル
アルケミ
ファインミル
セントリカッター
ストリームミル

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■受託加工について

当社は60年の実績を持つ粉粒体機器・プラントの総合メーカーとして、豊富な経験と、永年にわたり蓄積したノウハウを駆使し、「粉粒体受託加工」のサービスを行っています。お客様の粉に関するあらゆるご要望──混合・乾燥・造粒・粉砕など数百kgから数十tonクラスの大量生産まで、目的に応じてフレキシブルに対応いたします。

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日本コークス工業株式会社 化工機事業部
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