過分散
過分散に興味のある方へ。日本コークス工業の混合機は乾燥と造粒でも効果を発揮します。省エネルギー、省スペースを実現する「FMミキサ」を使った真空乾燥システムや乾燥からメカノケミカルの効果もあるマイクロウェーブを組み込んだ「FMミキサ」。混合攪拌造粒では、難しいと言われていたシャープな粒度分布と球形化を実現した「TMミキサ」がミキサの常識を変えます。
■FMミキサ乾燥装置
省エネルギ、省スペースの乾燥システム
~「FMミキサ」を使って省スペース、省エネルギーで乾燥処理 1Lサイズのラボ機が完成~
「FMミキサ」は1962年にヘンシェル社より技術導入し、ヘンシェルミキサを販売開始。半世紀以上にわたり培った豊富な経験と粉体処理技術により、今なお進化し続けています。「FM ミキサ乾燥システム」は、「FMミキサ」の攪拌・混合・粉砕のノウハウを応用した材料攪拌型の乾燥システムです。スラリやペースト状の材料を粒状や粉末状 にまで乾燥させる場合、乾燥過程で大きな性状変化を伴うことになります。流動を阻害しやすいチクソトロピー域や高トルクを必要とするモチ状態から大きな団 子状態,減率乾燥に陥りやすい大粒状等です。攪拌抵抗が過大ないづれの性状でも対応できるのが堅牢な「FMミキサ」です。また、ミキサの強い対流がジャ ケットからの伝熱を大きくし、強いせん断が途中で生成する粒を解砕するので短い時間で乾燥することができます。過分散に興味のある方も、まずはご相談下さい。
<主な特徴>
~乾燥効果抜群~
熱風式と違い排気ガスの熱ロスもほとんどありません。真空乾燥なら低温で乾燥できるので放熱も少なくできます。
~高電熱係数~
強い対流で大きな伝熱係数が得られ、ダマを解砕しながら処理するので恒率乾燥を維持できます。
~様々な材料形態に対応~
スラリから粉末まで様々な材料形態に対応します。乾燥途中で団子状になるような処理物でも高トルク処理が可能ですので問題ありません。
~複数の粉体操作を同時処理~
「FMミキサ」を使用した乾燥は、乾燥処理だけでなく混合やダマの解砕、コーティング処理なども同時に可能です。
<その他の特徴>
・コンパクト設計
・溶剤回収可能
・100%に近い回収率
・乾燥ムラ防止
・高トルク処理
・1Lサイズの新製品完成
<素材例>
・電子部品
・水酸化リチウム、チタン酸バリウム、ITO、正極材、窒化ホウ素、カーボン、電池材
・食品、医薬品
・わさび、たばこ、食品添加物、おから、医薬品原料
・その他 / 超硬、農薬、飼料・肥料、各種汚泥、リサイクル
<処理システム>
~真空乾燥システム~
真空ポンプとコンデンサを使用します。真空により乾燥温度が下がりますので、食品などの熱に弱い材料の乾燥に有効です。また、ジャケットとの温度差が大きくなり、伝熱量も増加して乾燥時間が短縮されます。
~除湿エア乾燥システム~
PETやナイロンなどの微量の吸着水の除去に最適です。材料は強力な撹拌で流動化するので、粒子近傍の揮発ガスを速やかに取り除きます。さらに、除湿エアの使用で粒子からの揮発が促進され極低い水分にすることができます。PETの場合は、低露天(-30~-40℃)の除湿風の吹き込みで100ppm以下に乾燥できます。
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過分散
■湿式粉砕・分散
湿式粉砕・分散プロセスには用途にあった粉砕機・分散機を選定することが成功につながります。日本コークス工業ではΦ10mm~Φ15μmのメディアが使える粉砕機・分散機や高速回転型のメディアレス分散機をラインアップしております。粉砕機の取り扱い60年以上の歴史、 6,000台以上の販売実績、 10,000件以上のテスト実績から最適な湿式粉砕機・分散機をご提案いたします。
<各製品の特長・処理例の詳細>
~MSCミル~
ナノ粒子分散ならお任せ
~SCミル~
オールマイティな使い易さ
~SCミルロング~
省エネルギ粉砕が得意
~MYミル~
高粘度1パス処理に最適
~アトライタ(湿式)~
ボールミルの10倍の能力
~トリゴナル~
メディアレスでもパワフル粉砕
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■MSCミル
マイクロビーズ対応ビーズミル ビーズ径:0.015~0.8mm
~新素材開発から大量生産設備まで 省エネルギーで実現します~
電子機器の小型化などから素材のナノサイズへの粉砕・分散要求が高まり、0.1mm以下のマイクロビーズが安定的に使用できるビーズミルが求められています。これまでビーズとスラリーを分離する方法として採用されてきたギャップ方式やスクリーン方式では、詰まりの問題が生じやすく使用できるビーズ径に制限がありました。「MSCミル」は粉砕ロータ内側に遠心分離ロータを取り付けた当社独自技術の遠心分離機構を有し、確実にスラリーとマイクロビーズを分離します。
<主な特長>
・マイクロビーズでも高せん断を素材に与えられるように20m/s仕様もラインナップしています。
・大気中の処理では発火や劣化が起こる素材でも不活性ガスを使用したクローズドシステムで対応可能です。
・特殊な粉砕室とローターでマイクロビーズに均一にエネルギを与えます。エネルギーの無駄がありません。
・ナノ粒子の分散から粉砕まで対応できるよう0.015mm~0.8mmのビーズが使用できます。
<その他の特徴>
・世界最小のL/D
・ソフト分散処理
・大流量循環システム
・ビーズ回収が簡単
・樹脂、セラミックス仕様
・分解・洗浄が容易
<素材例>
~電子部品~
アルミナ、チタン酸バリウム、ITO、PZT、シリコン、カーボンナノチューブ、フェライト
~インク・塗料~
レジストインキ、顔料、塗料、グラビアインキ、オフセットインキ、感熱塗料、特殊インキ
~その他~
銀、銅、電池材料、酸化物、二酸化チタン、炭酸カルシウム、ガラス
<処理例>
~二酸化チタン~
「MSCミル」ならば、ナノサイズまで安定した分散処理が行えます。分散後の二酸化チタンスラリーは再凝集しにくく、透明性があります。
~重質炭酸カルシウム~
粒子径5.4μm(原料)→ 粒子径52nm(粉砕後)十数ミクロンの粒子が含まれる原料も、詰まることなくそのままナノサイズまで粉砕できます。(注:原料によって異なります)
~有機顔料~
分散後 粒子径44nm。特殊な有機顔料もナノサイズまでシャープに分散させます。
<構造>
~L/D=1/3の粉砕室~
ナノサイズの分散には、ソフトで均一なエネルギーが必要不可欠です。一般的なL/D(タンク長さ/タンク径)が大きいミル(L/D=1以上)では、ビーズ径が小さくなればなるほどビーズの偏りが生じやすくなり、特に排出側に過度な力を発生させます。これにより再凝集が生じマイクロビーズ本来の性能を引き出せないケースが多くありました。 「MSCミル」はL/Dが1/3です。従来と比較し極端に小さく、かつ特殊な粉砕ロータ形状により、均一な分散を提供します。
~横型ミルと同じ整備性~
縦型のビーズミルは粉砕室内部の整備やビーズの取り出しに手間がかかるため、現在では横型のビーズミルが主流です。「MSCミル」は縦型にすることで、マイクロビーズの流出を防ぐ構造にしています。そのため、横型ミルと同じ整備性を維持するため、タンクを旋回させて整備しやすい構造にしています。
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■このような方はご相談下さい
・乾燥機や乾燥の工程、設備、理論、真空乾燥機や真空乾燥の圧力、真空乾燥の装置、送風乾燥、泥や汚泥、コオロギ、食品などの乾燥に興味のある方
・分散や分散機、分散技術、分散処理、分散制御、分散染料、分散装置、過分散、顔料分散などに興味のある方
・シリカの分散の方法や分散機のメーカー、粘度の関係、ビーズミル、メディア、凝集、セルロースナノファイバーなどに興味のある方
■受託加工
<加工例>
~セルロースナノファイバー~
次世代素材の生産を支えます
~高濃度フィラー樹脂混練~
自由な配合を可能とする高濃度MBを製造
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過分散に興味のある方も、まずはご相談下さい。
お問い合わせはこちらから
日本コークス工業株式会社 化工機事業部
本店:〒135-6007 東京都江東区豊洲3丁目3番3号 豊洲センタービル
TEL:03(5560)2906
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